古民家を二世帯住宅に




築80年超の古民家と、増築されていた離れを一体化して、同居される為の二世帯住宅に全面リフォームさせて頂きました。
身長の高いご家族の為に、建具他の高さを高くする事が絶対条件でした。
何度もの調査・検討の結果、新しい床の高さを既存より下げる事で解決しました。
古民家にはありがちな床の高さが非常に高かった事が幸運でした。




玄関のみ共有する為に位置を移動し、玄関ホールには趣味のお花を飾る為の地袋付の飾り棚を。
たっぷり収納の土間収納は新設です。
TVドアホンは2台。親世帯・若世帯別々に。
雨の日も濡れる事なく新聞や郵便物を受け取れる受け口ポストも土間収納に。




古民家特有の重厚な構造梁と天井板はそのまま化粧に表して、大黒柱も再生。
飾り床の間付バリアフリータタミコーナーも新設して、広々としたLDKに生まれ変わらせる事ができました。
お仏壇置き場も新設してご先祖様ともいつも一緒です。勿論神棚も造り付けです。


ご家族がお揃いで多人数になった時の食事会の為に、折りたたみ式のダイニングテーブルも造り付けにしました。




若世帯のキッチンカウンターには、広々とした造り付けカウンターも。
食事の準備をしながら、お子様の宿題の応援も・・・。収納もたっぷりと。小上がり式、丸窓付のタタミコーナーも。
タタミ下には大型のキャスター付収納が収まる寸法にしています。奥様の拘りが満たされたLDKに出来上がりました。


複雑に組み合わされた小屋組梁も、化粧に表す事により、天井高を確保しました。
但し、古民家の二階は天井が低い事が多いので、当初から、高さ確保の為の調査を繰り返しギリギリではありますが・・・。
何度もの調査にお付き合いくださり、想定外も多数あり、お客様には妥協と我慢をもお願いしたり、さらに工期も遅れてしまい、ご迷惑をおかけする事となりましたが、無事完成の日を迎える事が出来、正直ホッとしています。
お客様には、お礼の言葉しか有りません。本当に有難う御座いました。
営業部 太田